• No.1 主 帰るときは晴れてたもん

    26/10/18 14:12:12

    ■合計特殊出生率は「西高東低」の傾向だが…

     さて、ここで、ひとつ疑問が浮かぶのではないでしょうか。

     合計特殊出生率は、近年「西高東低」で、東日本より西日本の出生率が高いというのが定番です。2024年の人口動態統計によれば、出生率のトップ10には九州地方が6つも入っています。

     出生は婚姻に依存します。つまり未婚が多いことは出生が少なくなることを意味するわけですが、男性の場合はともかく、なぜ実際に出産をする女性の生涯未婚率は、出生率の高い九州など西日本が高くなるのだろうか、と。

     これは生涯未婚率とは、50歳時の未婚率であり、出生適齢期の未婚率を表しているものではないからです。女性の平均的な初産年齢は30代前半であり、出生率に関係するのは、50歳時未婚率ではなく、30歳時未婚率(25〜34歳の平均未婚率)となります。つまり、九州をはじめ西日本の出生率が高いのは、30歳前後までに結婚する女性が東日本より多く、その結婚が第一子出生につながっているからだと考えられます。たとえ35歳以上で未婚率が下がったとしても、ある意味、それは出生率を押し上げるほどの効果は薄いことを意味します。

    続く

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