• No.4 主 ブルーベリー

    26/09/17 19:03:39

    ■輸入頼みの日本の食料供給

     減反によって1967・68年に1445万トンまで拡大したコメ生産は700万トン程度に減ってしまった。

     いま、国民への供給が満たされ、食料危機が起きていないのは、コメの生産が減った分を他の食料(小麦、大豆、食肉など)を輸入しているからだ。現に、今の食生活で国内農業は国内で供給される食料のカロリーのうち、国産で賄っている割合は37%にとどまる(図表4)。我々に食料を多く供給している主体は、国内農業ではなく輸入農産物である。

     その低い自給率(国内農業)も、関税による高い国内農産物価格と膨大な財政負担(つまり消費者としての国民と納税者としての国民の双方の負担)によってかろうじて維持してきた。農業がないと国民は餓死するのではない。国民の負担によって農業が維持されてきたのである。今小麦100万トンの国内生産に財政が負担している2000億円を使えば、600万トンの小麦を輸入できる。

     今の食生活は輸入で維持されている。しかし、台湾有事などでシーレーンが破壊され、輸入が途絶すると大変な危機が起きる。これに対処するためには、国内生産と輸入穀物等の備蓄しかない。このどちらもお粗末な状況である。

    続く

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