• No.6 ハマグリ全然見つからない

    26/07/02 16:22:05

    ■輸出額が“中国抜き・多角化”で急回復

     中国は2025年半ばに禁輸を部分的に緩和したものの、農水省輸出政策企画課の中杉和義課長補佐は英ロイター通信に対し、「緩和後も、中国向けの日本産水産物輸出はあまり回復していない」と指摘する。禁輸が長引くうちに、日本の水産業者はすでに中国以外へ販路を切り替えており、中国市場への期待はすっかり薄れている。

     脱中国の変化を最も鮮やかに見て取れるのが、ホタテである。ディプロマットは、2025年のホタテ輸出額が前年比30.4%増の約906億円にまで急回復したと論じる。中国本土・香港の規制で大きく落ち込んでいた品目が、輸出先の多角化でここまで盛り返したのだ。2022年に記録した910億円まであと4億円差のところまで迫っており、中国市場抜きでも日本のホタテ業界が成立することを、確かに裏づけた。

     韓国市場でも、販路は大きく広がっている。韓国海洋水産部によると、2025年の日本産水産物輸入額は約383億円(前年比27.2%増)。2011年の福島第一原発事故後、日本産水産物への警戒感が強まった韓国であったが、現在では事故前の2010年の水準すら上回っている。

    続く

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