中学校の「いじめ容認率」、じつは公立より私立の方が高かった

匿名

ハマグリ

26/06/17 15:14:15

私立中学では生徒の「いじめ容認率」が公立よりも高い

──ブランドイメージを気にする私立学校でいじめが隠蔽されている可能性もある

2026年06月10日(水)11時30分
ニューズウィーク日本版

舞田敏彦 (教育社会学者)

義務教育段階では、公立校に通う児童・生徒が大半だ。全国津々浦々に公立の小中学校が設置されていて、無償で一定水準の公教育が実施されている。

しかし時代と共に、私立学校の比重が増している。中学校の生徒は2015年から2025年にかけて346万5215人から310万5297人に減ったが、私立中学の生徒は24万3390人から24万9161人へと増えている。中学生全体に占める割合は8%ほどだが、大都市の東京では27%(4人に1人)にもなる。半数近くの子が私立に行くエリアもある。

個性に見合った教育を受けさせたい、難関大学進学に有利になるようにしたい……。親の思いは様々だろうが、「荒れた公立校に入れたくない」という考えもあると聞く。

あらゆる家庭の子が通う公立と、そこそこの経済力がある家庭の子が通う私立では、「荒れ」の度合いは違うかもしれない。2024年度の中学校の暴力行為発生件数は、公立が3万8232件、私立が1318件。これを同年の全生徒100人当たりの数に換算すると、以下の<表1>のようになる。

【表1】

全生徒100人当たりの暴力事件の件数は、公立が1.3件なのに対し私立は0.5件。公立の方が倍以上多い。いじめの認知数や不登校生徒数も同じだ。私立では問題が少ないことを示唆していて、早期受験でメシを食っている業者が飛びついてきそうなデータだ。

思春期の最大の問題である「いじめ」の認知数は、4倍以上の開きが出ている。だが、いじめを容認する生徒の割合は私立の方が高い(一番下)。文科省の「全国学力・学習状況調査」の「いじめは、どんな理由があってもいけないことと思うか」という問いに対し、否定的な回答をした生徒の割合だ。

続く

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  • No.1 ハマグリ

    26/06/17 15:14:46

    早期受験を経ることで、他人を妬む(蹴落とす)メンタルが植え付けられているのかもしれない。それはさておき、いじめ容認率を全生徒数にかけて、いじめを容認する生徒の実数を出すと公立が10万8920人、私立が1万2969人。これを、実際に認知(把握)されたいじめ事件の数と照らし合わせるとどうなるか。

    【表2】

    いじめを容認する生徒の数(b)を、実際に起きているいじめの近似数と仮定する。当局が把握したいじめの件数(c)が、この数の何%に当たるかを計算すると、公立では121.7%、私立では18.7%となる。これをいじめの認知率と見立てると、私立中学では実際に起きているいじめの2割も把握できていないことになる。

    私立は客商売なので、いじめの把握に積極的でない可能性がある。暴力や不登校も同じかもしれない。公立の場合は、教育委員会からの強力な指導が入るが、指導の権限が設置者の学校法人にある私立は違う。私立学校も公教育の一翼を担っている以上、仮にそうであるとしたら問題だ。私学の自律性は尊重しつつも、監督官庁が然るべき指導をする必要がある。

    <表2>を見ると、中学生のいじめ容認率は「公立<私立<国立」となっていて、入学難易度と見事に比例している。幼い頃からの受験勉強がメンタル、人格形成に影を落とす可能性もある。他者への共感のない勉強(ガリ勉)は、エゴの増幅にしかならない。

    当人の意志に反して、早期受験を強制することなどは虐待に当たる。親が最も気を付けるべきなのは、わが子から笑顔が消えていないかどうかだ。

    <資料>
    文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2024年度)
    文科省「全国学力・学習状況調査」(2024年度)

    https://www.newsweekjapan.jp/articles/-/325074

  • No.3

    ぴよぴよ

  • No.5 ウミニナ

    26/06/17 15:29:24

    私立は、公立校と違って教育委員会からの強い指導が入りにくいっていうのもある

1件~3件 (全3件)

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