• No.70 累々

    26/06/11 20:48:59

    小学校高学年頃まではそう思ってた。というより、生まれた時からずっと「優秀さ」という個性と本人がワンセットだったから、それを失った状態の我が子というものがどうしても想像できなくて、「もしこの子が優秀でなくなっても今と変わらず愛してる」と言い切れる自信が持てなかった。親としてそう思うべきなんだろうって事は解っていたし、本人にもそう伝えていたけど、自分の言葉にどこか嘘臭さを感じてた。

    でも、本人が小6の時に大病を患い、生きるか死ぬかって状態になり、その影響で活力を失いそれまでに出来ていた事が色々出来なくなった時に、「特別な事なんて何1つ出来なくていいからただ本人が幸せに生きててくれたらそれでいい」って本気で思えて、その時漸く私はこの子の出来の良さを愛してたわけじゃなかったんだと確信が持てた。

    今は大分回復してきて、本来の力を取り戻しつつあるようだけど、あの頃の感覚は今後子育てしていく上で忘れてはいけないものだと思ってる。

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