• No.1 トリガイ

    26/05/19 09:17:50

    ■長寿アニメが迫られた「決断」と「継承」の形

    アニメ作品が長期化すればするほど、必然的に伴ってくるのが「声優の高齢化」問題である。国民的アニメと呼ばれる作品群は、これまでも様々な形でこの壁に直面し、対応を迫られてきた。

    日本を代表する長寿アニメである『サザエさん』では、磯野家のオリジナルキャストは現在、サザエ役の加藤みどりのみとなっている。他のキャラクターは長年の放送の中で、徐々に代替わりを余儀なくされてきた。

    また、『ドラえもん』は2005年、主要キャスト陣を一斉に交代するという大々的なリニューアルを断行。世代交代を成し遂げたこの措置は「英断」であったと言えるが、その交代劇からすでに約20年が経過し、新たなキャスト陣も着実に年齢を重ねている。

    近年、大きな注目を集めたのが『ちびまる子ちゃん』だろう。2024年、主人公・まる子の声を放送開始から務めてきたTARAKOさんが急逝。新たに選ばれた菊池こころは、TARAKOさんの声質や独特の語り口を驚くほど忠実に継承しており、その「違和感のなさ」が話題を呼んだ。

    『ルパン三世』においても、山田康雄さんの死去に伴い、ものまねをしていた栗田貫一が後任となった。これも、視聴者が慣れ親しんだ「声のイメージ」を死守しようとする継承の形と言える。

    続く

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