• No.31 磁石

    25/09/25 12:03:29

    仏教的に見れば、この状況は「縁起」のはたらきの一つとして理解できます。すべては因と縁によって生じ、あなたの家に息子さんとその彼女が住みついたのも、必然的に生まれた縁の結果です。

    苦の自覚

    仏教の第一の真理は「人生は苦である」ということです。今あなたが抱いている不快や苛立ちは、まさに「苦」の現れであり、それを正しく自覚することが出発点となります。

    執着と責任

    息子さんは「親の家にいれば安心だ」という執着に囚われています。

    彼女さんは「他人に依存してもよい」という執着にとらわれています。

    親として「甘やかしてしまうのではないか」という迷いもまた執着です。

    この三者の執着が絡み合って、今の苦しみが形をとっているのです。

    慈悲と智慧

    仏教では「慈悲」と「智慧」の両輪で物事に対処します。

    慈悲:彼女に対しても人としての尊厳を認め、突き放すのではなく就労や自立を勧める。

    智慧:しかし無責任な依存を許すことは、彼女や息子の成長を妨げるので、明確な境界線を引く。

    行動の道

    「一定期間内に就職や住居の目途を立てること」を条件にする。

    家に住むなら費用を負担させる。

    それができなければ、慈悲をもって出て行ってもらう。

    これは冷たい拒絶ではなく、彼らが「苦の原因=執着」から離れ、自立という道を歩むための方便(はからい)です。

    つまり仏教的に言えば、あなたがすべきことは 「慈悲の心を持ちながら、智慧で線を引く」。
    それが彼らにとっても、あなたにとっても、より良いカルマを積む道なのです。

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