【 映画 感想・レビュー 募集 】よろ！ へのコメント（No.70）

ザ・フー　キッズ・アー・オールライト
結成当初から、キース・ムーンが亡くなる数ヶ月前の生前最後のライブまでを、メンバーのインタビューやTVショー出演時の貴重な映像を交えて編集したコンサートフィルム。キース・ムーン、デビュー当初は痩せて可愛い顔してたのがおそらく長年の薬物とアルコール依存で生前最後のライブの頃にはだいぶ太っておじさん体型になっててみてて切なかった。もしかしたら、キース・ムーンが亡くなった後かも知れないインタビューで、キース・ムーンについて訊かれたピート・タウンゼントが、あいつはいつも周りの人間を笑わせようとして、そして最後にはいつも泣かせるやつなんだ、と答えていたのが印象に残った。ピート・タウンゼント自身もインタビューではもの静かで伏し目がちでシャイな印象だけど、ステージに上がると耳をつんざく爆音でギターを鳴らし、床に叩きつけてギターをぶっ壊す暴れっぷりで、インタビューでも、ステージでは誰にも自分を押さえつけることはできない、それがたとえ家族や親しい人間でも、と言っていて、その普段の様子とステージの暴れっぷりのギャップが忌野清志郎や宮本浩次や甲本ヒロトと重なった。