支援学校にもいじめがあるって聞いたけど へのコメント（No.10）

長文です。支援学校の中でもかいじめがあることと、特別支援教育に向いていない教員がいることは、別問題なので分けて考えて。

支援学校でもいじめはあります。
健常児と同じで「この子とは合わないな」ってのはあるし、子どもや教員をからかって楽しむ子もいる。他のクラスにヘルプに行って慣れない状態で介助してたら噛んでくるとかあるから、自己表現が苦手な分他害で示してくるんだと理解しながら仕事してました。

他の方もおっしゃっていたように、ベテランの先生だとトラブルの解決方法も回避の仕方もよく分かってて、保護者を巻き込んで対応してました。

親御さんは不安でいっぱいだから、遠慮なさらず些細なことでも親御さんが代弁者になって入学前の面談や入学後も個別懇談なんかで伝えておくといいですよ。前もって分かっていれば、大きな音が苦手な子と足をバンバン踏み鳴らす子は別のクラスにするとか、他害する子同士は離すとか、そういった配慮ができるので。
保護者と教員が同じスタンスでいるのが子どもたちにとって一番いいです。

あと、残念ながら一部の教員に支援学校には向いてない人がいるのは否定できません。でも、一部であって、多くの教員が努力して子どもたちに真摯に向き合っています。

多くの支援学校は公立なので希望していない異動があります。そうなってもちゃんと仕事と子どもたちに向き合っていく人がほとんどです。でも、異動を受け入れられず子どもに向き合いきれない人もいます。支援学校の教員はそういう人のフォローもしながら日々仕事していますし、本来の仕事より労力気力が必要でした。

多くの場合複数教員での授業なので、主になる教員がサブの教員に、その授業の場面ごとの役割、子どもたち一人一人への対応、言葉掛けなどを具体的な指示内容を考えて授業の準備をします。サブの教員はそれに従って授業を進めていきます。でないと、学習に結びつかないし、子どもたちとそれを支える教員のトラブル等を防げないからです。障害の重さによっては命に関わることもあります。
教員が何らかの理由で減って見守る目が減ると、子どもたちにも教員にもリスクがふえます。

特別支援教育、支援学校に向かない教員でも、いないと自分にも子どもたちにも負担になったりリスクが増える現実があるので、あの手この手で巻き込んでいくしかないんです。