女子児童への盗撮･楽器や食器に体液つける･リュックに体液かける等の罪で逮捕された教員を懲戒処分

名古屋市教委 体液をかけた罪などで起訴の教員を懲戒免職処分

06月30日　18時35分

駅のホームで１５歳の女性のリュックサックに体液をかけた罪などで起訴された名古屋市の３４歳の教員について、市教育委員会は、３０日付けで懲戒免職の処分にしました。
この教員は、女子児童を盗撮した画像などを共有するＳＮＳ上のグループに参加し、画像などを受け取っていた疑いがあるということです。

懲戒処分を受けたのは、名古屋市の小学校の教員水藤翔太被告（３４）です。

市教育委員会によりますと、水藤被告は、ことし１月、市内の駅のホームで１５歳の女性のリュックサックに体液をつけたとして器物損壊の罪で逮捕・起訴されました。

また、児童の楽器や小学校の給食の食器に体液をつけた罪などでも起訴されているということです。

これについて名古屋市教育委員会は、児童に関わる重大な事案であることなどから、３０日付けで懲戒免職の処分としました。

市教育委員会によりますと、裁判が始まる前に処分を行うのは異例で、免職の処分を受けて自動的に教員免許は失効したということです。

水藤被告は、この処分について、「被害者の方に一生残る傷を負わせてしまい、公務員の信用を失墜させてしまった。申し訳ありませんでした」と話しているということです。

名古屋市教育委員会の中川朝晶人事部長は「子どもや市民の皆様の信頼を失いご心配やご不安を与えたことを深くおわびします」と述べました。

これまでの警察の捜査で、被告は、女子児童を盗撮した画像などを共有するＳＮＳ上のグループに参加し、画像などを受け取っていた疑いがあるということです。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250630/3000042263.html