古米の「ヴィンテージ米おにぎり」発売へ、120円目安　ローソン

ローソンは3日、古米を使ったおにぎりを「ヴィンテージ米おにぎり」として、7月上旬にも関東の一部店舗で売り出すと発表した。

　同社は、今回放出された随意契約による備蓄米でない2023年産のコメを、市場で約2トン調達した。「ヴィンテージ米おにぎり」として販売する。ワインになぞらえて、パッケージに「Vintage（ヴィンテージ）2023」と表記する。

　竹増貞信社長は会見で、販売の経緯について「（古米などは）しっかり保管されているので、もっと有効活用できないかと考えた」と語った。価格は税抜き120円程度といい、「塩にぎり」や「梅」の種類を想定している。需給を乱さないよう無理に調達しないが、23年産より古いコメについても、調達できればするという。

　また、随意契約の政府備蓄米について、中小事業者向け契約の申請が受理されたとして、入荷でき次第、速やかに販売する方針も明らかにした。1キロパック（税抜き360円）と2キロパック（同700円）として、入荷後、最短3日で関東の店舗から販売し、1週間程度で全国展開できる準備を整えているという。