集合住宅に死後数日が経過した男女の遺体…娘とみられる5歳女児は数日間1人で生活か【大阪府】

集合住宅で死亡の男女は死後数日が経過…娘とみられる5歳女児は数日間1人で生活か　背中を刺されケガも　大阪・池田市

2025/05/21 11:06
読売テレビニュース

　大阪府池田市の集合住宅で男女の遺体が見つかった事件で、保護された娘とみられる女の子の背中に刺されたケガがあったことが分かりました。遺体は腐敗が進んでいることなどから、男女は数日前に死亡し、その後の数日間は女の子が1人で生活していたとみられています。

　警察によりますと、遺体が見つかったのは池田市畑の集合住宅で、20日午前11時50分ごろ、近隣店舗の関係者から「5歳の女の子を保護した。女の子が『父と母がけんかした、ナイフ持っていて、どちらかがけがをした』と言っている」と通報がありました。

　警察が集合住宅を確認をしたところ、室内で男性1人と女性1人が腹などから血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。男性の近くには刃物が落ちていて、部屋の中には多数の血痕が残っていたということです。

　その後の捜査で、保護された女の子の背中に数日前に負ったとみられる刺された痕があったことが分かりました。傷は肝臓や腎臓に達していて、女の子は2週間程度の入院加療が必要とみられています。

　また、女性の遺体は腐敗が進み、遺体の状況から、女性が死亡後に男性が死亡したとみられるということです。男女が死亡した後の数日間、女の子は1人で生活していたとみられ、衣服はケガをした時から着替えていたということです。

　警察は、見つかった遺体が女の子の両親の可能性があるとみて身元の確認を急ぐとともに、室内に第三者か介在した痕跡がないことから、男性が女性を殺害後に自死した可能性があるとみて、詳しい経緯を調べています。

https://news.goo.ne.jp/article/ytv/nation/ytv-2025052103246546.html