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「自分のことを叱ってほしかっただけです」50歳の息子はライターで両親がいる自宅に火を放った
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/1645314
2024年12月13日、火事から1年経って始まった裁判員裁判で「間違いありません」と男は起訴内容を認めた。
事件の日、男は、母親が食事の支度をしていなかったことに怒り、テーブルやソファーベッドをひっくり返した。荒らされた部屋を両親が片付けている間に、男はライターでクッションに火をつけたという。
証言台に立った男が、そのワケを話した。
Q.なぜ、クッションに火をつけた?
「なんで、両親はここまでしても自分のことに関心を持ってくれないんだろうか。自分の行動をなんで見てくれないんだろうか。そういうことを考えると、苛立ちが大きくなり、居間に行って椅子の上に置いてあったクッションに火をつけて関心を持ってもらおうと思いました」
Q.なぜ、火をつけるという行為になった?
「自分のことを叱ってほしかっただけです。注意してほしかっただけです」
火が広がり始めても、両親は気づかず、片づけを続けていたという。
Q.気づかない両親をどう思った?
「こういうことになっても、自分のことを見てくれないのかって苛立ちもありました」
両親の気を引きたい。
その一心で放った火は、両親と暮らしていた部屋を全焼し、父親の命をも奪ってしまった。父親が火災から逃げ遅れていることに気づいた男は、叫ぶように周囲の人に頼んだ。
「俺に水をかけてくれ。お父さんが中にいる」
火の中へ助けに戻ろうとしたが、近所の人に引き留められたという。
亡くなった父への気持ちを問われた男は、涙ながらに後悔を口にした。
「申し訳ない、苦しい思いをさせて申し訳ない」
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