自転車の｢ながらスマホ｣､11月からは罰金または懲役刑に

自転車の「ながらスマホ」、罰金か懲役刑に　11月から厳罰化

2024/10/25 11:00
毎日新聞

　自転車を運転中に携帯電話やスマートフォンを使う「ながら運転（ながらスマホ）」が11月1日から厳罰化され、違反した場合は最大で1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。自動車は2019年に厳罰化され、ながらスマホによる事故は一時減少したが、ここ数年は再び増加に転じている。専門家は「危険性が十分に理解されない限り、罰則を強化しても事故は減らないだろう」と警鐘を鳴らす。

◇自転車もだめなんです

　「え！自転車もだめなんだ？全然知らなかった」。17日午後、名古屋市中心部の路上で、愛知県警の警察官らが厳罰化のポイントをまとめたチラシを通行人に手渡すと、驚いた表情を見せる人が少なくなかった。

　街中では、自転車に乗りながらスマホの画面をじっと見たり、通話したりする人をよく見かける。県警交通総務課の松井挙警視は「スマホはもはや体の一部のように生活に根付いていて危険性を周知させるのが難しい。自転車が車の仲間であることも十分認知されていない」と話す。

◇刑事罰の対象に

　自転車のながらスマホは、これまでも各都道府県の公安委員会規則で禁じられ、違反した場合には5万円以下の罰金とされてきた。

　11月1日からは新たに道路交通法でも禁止される。改正道交法では

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https://mainichi.jp/articles/20241023/k00/00m/040/245000c