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- 24/07/03 00:14:06
ゴールデンウィークでにぎわう静岡県島田市内の観光地で、交通誘導の業務にあたっていた60代の男性警備員の男性が、行方不明となっていた2歳の男の子を見つけ、無事保護しました。「このままでは、まずい」。男性警備員のとっさの判断が、最悪の事態を防ぎました。
静岡県掛川市に住む警備員の久米進さん(66)、2024年5月4日、ゴールデンウィークでにぎわう島田市の観光名所「蓬莱橋」の臨時駐車場で、やってくる観光バスなどの誘導の仕事にあたっていました。
その日は、交通量が多かったといいます。車の行き来に注意を払うなか、久米さんの目に飛び込んだのは、靴も履かず、ひとりでとぼとぼと歩く大人の腰ほどの背丈の男の子の姿でした。「何をしているのかな、おかしいな、ひとりなのかな。車にひかれたら大変だし、危ないし、誰かに連れ去られたら、それこそまずいと思った」
久米さんはとっさに男の子に駆け寄り、声をかけたといいます。
「子どもは『あっち、あっち』としか言わないし、周辺を10分ぐらい歩いた」
久米さんは、男の子を抱きかかえると、無線で別の警備員に連絡を取りながら、男の子の家族がいないか、一緒に探しながら歩いたといいます。
ちょうどそのころ、島田警察署に1本の電話が入りました。
「迷わず声を掛ける」
「子どもが行方不明に」
2歳の男の子の家族からの連絡でした。男の子が行方不明になったというのです。事件や事故に巻き込まれた可能性があるかもしれない。署内には緊張が走りました。署員が捜索態勢に取ろうと準備を始めた矢先、連絡が入りました。久米さんからの通報でした。
男の子はこの後すぐ、家族と再会を果たすことができました。けがもありませんでした。
2024年7月2日
SBSテレビ LIVEしずおか
https://www.at-s.com/life/article/ats/1503829.html
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