【韓国】世界遺産の山でラーメンの飲み残しスープを捨てる韓国人が激増…高山植物が枯れる被害

「ラーメン」で？　韓国・世界遺産ピンチ…山の植物枯れる被害　原因は“飲み残しスープ”か

2024/06/25
日テレNEWS NNN

世界遺産にも登録されている韓国・済州島の山で、いま、ある問題が起きています。植物が枯れるなど、自然が破壊される被害が出ているというのです。その原因は「ラーメン」でした。

雪原に放置されているのは、インスタントラーメンの容器。

周囲には、割り箸や、ラーメンのスープが捨てられた跡も…。

雪が一部、オレンジ色に変色しています。(略)

こういった画像が撮影されたのは、韓国・済州（チェジュ）島の漢拏（ハルラ）山。標高1950メートルほどの韓国で最も高い山で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

季節によって表情を変える、豊かな自然が魅力のこの山が、“ラーメンスープの被害”にさらされているのです。

いったい、何が起きているのでしょうか？(略)

韓国メディアによると、実は、1人あたりの即席ラーメンの消費量が、世界2位だという韓国。(略)

日本では、屋内で食べるイメージが強い即席ラーメンですが…韓国では、外で食べることも一般的です。(略)

出先でもラーメンを楽しむ文化が、冒頭の漢拏（ハルラ）山にまで広がっているのです。(略)

実際に山を取材すると、休憩所のあちらこちら…いたるところで、カップ麺をすする音が聞こえてきます。(略)

しかし、それと同時に起きているのが、あの問題──。

“ごみの不法投棄”です。

特に問題視されているのが、ラーメンのスープ。

飲みきれなかったスープを山に捨ててしまう人が続出したということです。

管理者によると、スープは塩分濃度が高いため、世界遺産の豊かな自然に、影響を及ぼすおそれもあるといいます。

漢拏山国立公園管理事務所 申承浩（シンスンホ）さん

「（ラーメンスープの）塩分が、水分の吸収を妨害するため、ここにある植物が、多く枯れることになります」(略)

SNSを巡る、マナー違反──。

漢拏山の管理団体は、環境を守る活動を続けていくとしています。

日本テレビ
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