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認知症は「長いお別れ」と表現されることがある。本人はまだ生きているが、これまでの記憶や思考がどんどん削ぎ落されてしまうからだ。
ところが不思議なことに、死の間際になって認知症の人の意識や記憶が、突然はっきりすることがある。これを「終末期明晰(terminal lucidity)」という。
こうした記録は19世紀からすでにある。認知症の患者の家族や医療関係者から、きちんと意味のある会話を交わせた、消えたはずの思い出が戻った、冗談を口にし、食事を欲しがったといった体験談が報告されているのだ。
だがその一方で、終末期明晰が起きた人の43%が24時間以内に、84%が1週間以内に死亡するという推定がある。つまりそれは死が迫っている時に起きるのだ。
また別の研究によると、認知症が進行した人に半年以内の死が近づくと、その多くにかつてのその人らしさが垣間見られるようになるという。
さらに認知症だけでなく、髄膜炎・統合失調症・脳腫瘍・脳損傷など、脳や思考能力に影響を与えるほかの疾患でも、終末期明晰が報告されている。
ただし例外もあり、終末期明晰らしき症状があった人が、必ず近い将来亡くなるわけではない。
だが、それが死へのプロセスの一部であることを理解し、認知症が回復するわけではないことを知れば、その瞬間を最大限に活用することができる。
それは長い間失われていたその人らしさに、もう一度触れることができる最後の貴重な機会なのだ。
https://karapaia.com/archives/52331683.html
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