- なんでも
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母親の恵美容疑者が北九州市の団地に引っ越してきたのは、約9年前。
「ここは古い団地やけん、引っ越してきたら周りの部屋に挨拶に行くのが普通ばってん、それがなかったとですよ」(冒頭の団地の住人)
人と関わり合いになりたくなかったのか。恵美容疑者をよく知る近隣住民はこう話していたという。
「“元夫のDV(家庭内暴力)が激しくて、独りで逃げた”と言っていた。娘さんはおそらくあとから来たんでしょう。DVの影響なのか、精神的に不安定で、ずっと部屋にひきこもっとったです」
働ける状態にないという判断で、生活保護を受給していたようだ。ところが、容疑者は赤い軽自動車を乗り回していた。一般的に、生活保護受給中は自動車を所有できない決まりだが……。容疑者の知人によると、
「あれは他人名義の車。いわば、生活保護の抜け道でね。団地の駐車場に駐車できんから、そばの公園の駐車場に無断で駐車しとった」
立ちんぼして稼いだ金もむしり取っていた
悪知恵の働く恵美容疑者。DV被害すらも生活保護を受給するための虚言なのではと疑いたくなる。何でも言いなりだった和美容疑者は路上生活をしながら、
「立ちんぼ(売春)をして生活費を稼いでいたという情報もあります。そんな身体を売って得た金すらも、恵美容疑者がむしり取っていたようです」(前出・社会部記者)
捜査関係者は首を傾げてこう話す。
「和美容疑者が恵美容疑者との関係を一度も断とうとしていない。知人や金融機関から金を借りまくったため、定住できず公園を転々とする生活になったというのに……。現段階では、彼女らの関係性は謎としか言いようがない」
恵美容疑者と同じ団地の住人からはこんな声も。
「この団地に住むようになって、妙な新興宗教からの勧誘が多いんです。恵美容疑者から誘われたことはありませんが、何かしらの洗脳やマインドコントロールがないと、肉親を殺してまで赤の他人に貢ごうとしないですよね」
恵美容疑者を深く知るべく、9年前まで住んでいた別の団地をあたってみた。だが、そこの住人で彼女のことを知る者は皆無だった。
恵美容疑者の娘・愛香容疑者については、
「小型犬を連れてよく団地の周りを散歩していて、会うと“こんにちは”と挨拶してくれます。少しふくよかで、元気で明るい娘さんに見えた」(団地の主婦)
中学時代の同級生によると“愛香容疑者が卒業式に特攻服で来た”というやんちゃ話もあったが、別の同級生は、
「この地域は成人式も派手だし、卒業式に特攻服ちゅうのも、珍しくはない。彼女は逆にいじめられっ子やった」
“洗脳”母娘について取材を進めれば進めるほど、その謎は深まるばかりだった。警察の捜査による事件の真相究明が待たれる。- 0
23/08/27 21:20:44