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- 23/07/29 03:32:28
中高年男性で勃起不全(ED)に悩む人は多い。富永ペインクリニック院長の富永喜代さんは「EDは動脈硬化の初期症状ともいわれる。性器の劣化を防ぐためにも、私は60代以降の患者さんに『週4回のオナニー』を勧めている」という――。
「勃起」と聞くと、一般的にはペニスに血液が流れ込むことをイメージする人も多いでしょう。「ペニスが脈打つ」という表現もあります。
男性の場合、性的な刺激を受けると、まず脳の中枢神経が興奮し、その情報が脊髄せきずい神経を通ってペニスに伝わります。すると、これが勃起のGOサインとなり、一酸化窒素(NO)が放出され、血管が拡張し、陰茎海綿体いんけいかいめんたいに血液が流れ込んで勃起が起こります。
しかし、そうやってペニスの海綿体に流れ込んだ血液がすぐに心臓に戻ってしまえば、また元通りになってしまいます。大量に流れ込んだ血液をペニスにとどめておくことによって初めて、勃起状態が維持できるわけです。簡単にいえば、勃起には、①血液が滞りなく流れ込むこと、②流れ込んだ血液をペニスにとどめておくことの2つの機能が必要になります。
それでは、まず血液の流れについて考えてみましょう。血液は心臓から全身を巡り、再び心臓に戻るわけですが、心臓から血液を運ぶ「往きの道路」が動脈です(「帰りの道路」が静脈となります)。
動脈は体に必要な酸素や栄養分を運んでいますが、この動脈の壁にコレステロールが溜まってしまうと、血管は硬くなり柔軟性を失い、血液の流れが悪くなってしまいます。この症状が「動脈硬化」です。
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https://president.jp/articles/amp/71638?page=1
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