- なんでも
- 匿名
- 23/06/13 06:10:04
岸田首相、健康保険証の来秋廃止・一体化は変更なし…
マイナンバーカードを巡るミスやトラブルが相次いでいる問題で、岸田首相は12日、2024年秋に現行の健康保険証を廃止してマイナ保険証に一体化する政府方針に変更はないと強調した。マイナカード取得者向けのサイト「マイナポータル」で他人の年金記録が閲覧できた事例では、河野デジタル相らに総点検を指示した。
首相は12日の衆院決算行政監視委員会で、マイナカードの運用について、「個人情報保護と国民の信頼確保が前提であり、重く受け止めている」と陳謝した。
マイナカードを巡っては、マイナ保険証に別人の情報がひもづけられるなどミスやトラブルが後を絶たない。野党は現行の保険証を廃止せず、存続させることを求めたが、首相は「(マイナ保険証への)一体化のメリットを着実に実現するためにも、来年秋の廃止に向けて取り組んでいきたい」と応じなかった。
総務省とデジタル庁は12日、マイナポータルで別人の年金記録を閲覧できる事案が1件起きたと発表した。道府県職員などが加入する地方職員共済組合での入力ミスが原因だ。誤入力した個人情報が偶然、別人と一致し、元組合員の年金情報に誤ったマイナンバーがひもづけられたという。7日にデジタル庁に問い合わせがあり、情報が閲覧できないように対処した。
政府内では当初、同様の事案が少なくとも約170件に上る可能性も指摘されていた。総務省は、現時点で報告があったのは1件のみだとした上で、他の共済組合も含めてデータの点検を求める方針だ。
首相は河野氏らに総点検と再発防止策の公表を指示したと明かし、「年金支給額に影響することはないと報告を受けている」とも語った。一連のトラブルを受け、野党は河野氏の更迭も求めたが、首相は「引き続き職責を果たしてもらいたい」と拒否した。
誤登録また60件
マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」に、別人の情報が誤ってひもづけられた事例が昨年12月~5月22日の間に新たに約60件あったことが厚生労働省の調査でわかった。このうち、他人の薬剤情報などが閲覧された事例も数件あったという。13日にも公表する。
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