- ニュース全般
- 赤城南面千本桜
- 23/03/25 20:24:36
滋賀県愛荘町の自宅アパートで同居男性に暴行を加え、食事を制限した末に死なせたとして傷害致死などに問われている小林久美子被告(57)の裁判員裁判判決が3月24日に大津地裁で開かれ、畑山靖裁判長は求刑通りの懲役24年の判決を言い渡した。
関係者らは「被告は岡田さんに雑用をさせ、パチンコに負けて機嫌が悪い時はゲンコツや木刀、金属棒で殴っていた」「別の人間とスパーリングをさせていた」などと証言している。食事についても「『働いてない奴に食わせられへん』とご飯に味噌汁をかけたものを与え、その後さらに減らし、与えない日もあった」ほか、「被告とAが岡田さんにゴキブリの足を食べさせていた」「岡田さんが自由に飲めたものはペットボトルに入った濁ったお茶だけだった」と、量や回数を減らすだけでなかった卑劣な実態を明かしている。
起訴事実を否認していた小林被告はこの日の論告弁論で、時折前のめりになり、目元を覆い、泣いているような素振りを見せていた。最終意見陳述でも、泣いているように、時折声を詰まらせながらこう述べた。
「暴力……振るったこと、反省してます。岡田さんにわざと食事制限したことはありません。ちゃんと準備してなかった……。恐喝などはしていません……!(嗚咽)……ううっ、一生忘れることなく反省します……本当に申し訳ありませんでしたぁ、ううぅ~!」
閉廷後に、くるっと傍聴席側に振り返った被告の目には、涙が全く見えなかった。鼻をすするようなこともない。法廷を出ると、別の傍聴人も「泣いてなかったですよね?」と驚いていた。
https://www.news-postseven.com/archives/20230325_1853743.html
- 0 いいね