手ぶらで姿を消した男子大学生行方不明6日目　 父と母、妹がチラシを配って情報求める　富山・高岡

富山県高岡市の男子大学生が行方不明となって6日目。これまでに有力な手がかりはなく、家族はチラシを配るなどして、切実な思いで情報提供を呼びかけています。

行方が分からなくなっているのは高岡市伏木矢田新町の大学生・山本啓太（やまもと・けいた）さん（21）です。

山本さんは今月22日午前8時半ごろ、自宅で家族が姿を見たのを最後に行方がわからなくなっています。

25日と26日の週末は、警察と消防に加え、地元住民らが公民館を拠点にして捜索活動を行いましたが、27日からは拠点を設けての捜索は中断されていて、家族と警察に有力な情報は寄せられていないということです。

それでも、山本さんの家族は自宅周辺の店や施設に、母親が中心となって作ったチラシを配ったり、掲示をお願いするなどして、情報提供を呼びかけて歩きました。

山本さんの父親:
「目撃情報があれば、それは我々にとって希望。とにかく顔が見たい、姿を見せてほしい、それだけです」（27日の取材に）

山本さんの両親は、連日の捜索で、夜も眠れず憔悴しているものの、行方不明6日目の夜も捜索を続けたいと取材に答えてくれましたが、山本さんの父親は、「待つ家族が倒れてしまっていはいけない、休息も必要だ」として上で「息子がいつ帰ってきてもいいように家族で出迎えたい」と27日夜の捜索は控えました。翌朝からまたチラシをもって情報を集めるつもりだといいます。

父親:
「きのうまで山の捜索をしていただいて、山にいないことがわかったのは1つの救い。街に下りてきているんだったら人目にもつくし、寒い夜もどこか暖かいところにいてくれるんじゃないかな、どんな状況であっても生きていてほしい」（27日の取材に）

山本さんは身長175センチで、中肉の面長顔。髪は黒く短髪で、灰色のジャンパー、スウェットズボンにこげ茶色のブーツを履いているとみられています。

警察は、啓太さんに似た男性を目撃した人は、高岡警察署または最寄の交番まで連絡するよう呼びかけています。（高岡警察署:0766ー23ー0110）

チューリップテレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b21c1a74b3eee2f5aba3945b6145ff82ff8001