- なんでも
- コンゴ・フラン
- 22/12/04 11:01:45
■専業主婦をバカにする「2つの心理」
アナウンサーから専業主婦へ、アルバイトを経て会社代表に。そんな中村さんの目に「専業主婦vs.共働き論争」はどのように映っているのだろうか。
なぜ、共働き女性は専業主婦をバカにするんでしょうか? と尋ねると、中村さんは友人や同僚の反応を見ながら、専業主婦に対する働く女性の認識には2パターンあると分析した。
一つ目が、「専業主婦がうらやましい人」。フルタイムで一生懸命、仕事をこなしているのに満足な収入や望むようなキャリアが得られない。そのため「専業主婦は家で楽をしている」と攻撃する。
もう一つが、「仕事をしないのはもったいないと思っている人」。大企業を中心に、女性は出産しても職場に戻ることが普通になってきた。また、一度は仕事を離れても、5年、10年もたつと、別の仕事に就く場合もある。中村さんのようなケースだ。
すると、彼女たちの一部が「ずっと専業主婦なのは、もったいない」との認識になる。正義感が強い場合には、「社会に貢献していない。あなたが専業主婦でいることで女性の地位が上がらない」との主張につながる場合がある、との見立てだ。中村さん自身、同性異性問わず、「もったいない」「家の中でくすぶってるなんて非生産的だ」と言われた経験がある。
■だれかを攻撃したくなる「怒りの根源」に目を向けるべき
専業主婦、働く女性の両者を濃密に体験している中村さんは、お互いがお互いを攻撃し合う現状を、自身の体験も踏まえこう捉えている。
「あなたが怒りを持っているものが、何なのかを深掘りしてみては。それは専業主婦に対してとか、働く女性に対してとかではないはずです。他人に怒りが向くときは、実は自分の中に消化できない怒りや悲しみ、苦悩があるのだと思います。
働く女性ならば、子育てがうまくいってなくて、『専業主婦だったらよかったのに』と思っていませんか。専業主婦ならば、働くことへの夫の無理解や非協力な態度があるかもしれません」
自分の怒りの原点をこそ見つめてほしいと訴える。
中村 優子(なかむら・ゆうこ)
元テレビ局アナウンサー、インタビュアー、スタートアップ広報
プレジデント オンライン 引用
https://news.yahoo.co.jp/articles/51e47f580c196a4de2d0b8cba1997859de53ee01?page=1
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