- なんでも
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「答えがよく……できなかったというのはあるんですが……。当事者が来て謝罪するのは当然だろうということで……。本来であればスグ、発覚した時点で謝罪すべきでした」
11月29日に会見を開いた私立「さくら保育園」
(静岡県裾野市)の櫻井利彦園長は、
言葉に詰まりながら謝罪した。
同園で発覚した、1歳児(約20人が在籍)への
壮絶な虐待。
30代~40代の女性保育士3人により、
今年6月~8月にかけ「しつけのつもり」として
暴行が行われていたとされる。
その内容が凄まじい。
裾野市によると15の問題行為が確認されたという。
1・ロッカーに入って泣いている園児を
スマートフォンで撮影。
2・園児の頭をバインダーで叩き泣かせる。
3・園児の足を引っ張り宙吊りにする。
4・事前に遅刻の連絡があった園児の腕を引っぱり「遅いんだよ!」と怒鳴る。
5・寝かしつけた園児に対し「ご臨終です」と
何度も発言。
6・泣かない園児の額を叩きムリヤリ泣かせる。
7・昼食時に園児を怒鳴りつけ頬をつねる。
8・園児をにらみつけズボンをムリヤリ下ろす。
9・園児を宙吊りにし真っ暗な排泄室に放置。
10・園児の外見をバカにする暴言を浴びせる。
11・感染症を患っている園児の尻を他の園児に
ムリヤリ触らせる。
12・給食を食べない園児の頭を叩く。
13・おもちゃの入っている倉庫に閉じ込める。
14・カッターナイフで脅す。
15・丸めたゴザで園児の頭を叩く。
◆「連絡もとれない」
11月29日に開かれた保護者への説明会は、
紛糾を極めた。
櫻井園長は謝罪するばかりで具体的な説明はなし。当事者の保育士3人も姿を見せなかったのだ。
「説明会には集まった30人ほどの保護者は、
当事者3人を連れてくるよう求めたそうです。
しかし園長は『1人とは連絡もとれない』
『(自宅へ)行っても返される』と返答するばかり。
保護者からは『何を守っているんだ!』
『理由を説明してください』と、
不満が爆発したといいます」
(全国紙社会部記者)
事態は虐待が始まった直後に裾野市も把握していた。
「3人の保育士が不適切な行為をしている」と、
市に通報があったのは8月17日。
5日後の8月22日には、虐待行為について調査した市が園に対し指導している。
だが、暴行が公表されたのは通報から3ヵ月以上
たった11月になってからだ。
「市は『虐待案件で安全運転になって報告が遅れた』と説明し、謝罪しています。
村田悠市長に報告があったのは、11月28日になってからだそうです。
一方の園は、説明会で保護者から出た
『隠そうとしていたんですか』『隠蔽ですよね』という質問に対し、
『そのような事実はございません』と明確に否定していました」
(同前)
しかし園の説明は嘘があったことはスグに判明する。
市へ提出した報告書には、
「(10月に)一連の適切な行為を口外しないよう
職員に誓約書を求めた」と明記されているのだ。
事件を隠蔽しようとしていたとも考えられる。
園は「情報漏えいを防ぐ一環だった」と、
苦しい釈明をした。
当事者の保育士3人はすでに退職。
市は園に対し特別指導監査を行う予定で、
関係者への刑事告訴も検討しているという。
FRIDAYデジタル- 2
22/12/03 09:29:13