旭川いじめ問題 説明会で「10人の加害者の未来が大切」…教頭が初めて釈明

  • なんでも
  • レバノン・ポンド
  • 22/11/24 08:33:40

北海道放送(株)

 去年、旭川の公園で凍死した状態で見つかった
当時中学2年の廣瀬爽彩さんへのいじめ問題で、
爽彩さんが在籍した中学校と旭川市教委による
保護者説明会が開かれました。
 2時間以上にわたった説明会で語られた中身とは…。

 18日午後6時すぎ、旭川市内の中学校に50人の
保護者が集まりました。
 中学校と旭川市教委が開いたのは、廣瀬爽彩さんへのいじめ問題に関する保護者説明会です。
 およそ1年半ぶりに開催された説明会の
音声データをHBCは入手しました。

中学校の校長
「当時を振り返って最も反省しなければならない
点は、法の趣旨に基づき学校いじめ対策組織による組織的な対応が出来ていなかったことです」

 説明会では第三者委員会による最終報告書の
概要のほか、いじめに関する組織的な対応や
ほかの機関との連携などの再発防止策が説明されました。
 しかし、質疑応答では保護者から厳しい声が相次ぎます。

保護者の男性
「質問とか言いたいことはいろいろありますけど、まず黙とうとかしなくていいんですか?
亡くなられた生徒さんに対して黙とうとかしなくていいんですか?」
保護者の女性
「肝心なことがまったく取り上げられていないと思い、すごく気になっていて、それが性についての
問題だと思う。
子どもたちはゆがんだ性の知識と認識を持ったまま野放しにされているがゆえに、こういう事態が起きているというのが明らかに分かっているはずなんですけど」

 また、問題が起きた時に在籍していた教頭も出席。
「1人の被害者の未来より10人の加害者の未来が大切」などと発言したと遺族から指摘されたことについて、初めて釈明しました。

中学校の教頭
「保護者に対し、当該生徒をないがしろにし、
加害生徒を擁護するような発言を行ったと言われる不適切な発言ですが、そのような発言はしておりません。
保護者に対する説明において、私の言葉が十分に
伝わらず、誤解を招いた部分がありましたら、
その部分は申し訳ないと考えている」

 保護者からは、生徒への説明会も実施するべきだとの声もあがり、校長は来月1日に生徒向けの説明会を開く予定だと明らかにしました。

参加した保護者
「取り組むという姿勢は、それなりのことは言っていましたけど。(説明には納得した?)
それはなんとも。人の感じ方なので」

旭川市教委 野崎幸宏 教育長
「たくさんの皆さんの思いをいただいて、これからもいじめ防止に向けて取り組んでいきたいと思ったところです」

 ようやく開かれた保護者説明会。
問題をめぐっては、今月から市長直属の新たな
第三者委員会による再調査が行われる見通しです。

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