- なんでも
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- 22/11/15 08:05:04
岡山市の私立認可保育施設で複合遊具の隙間に
男児=当時(2)=の首が挟まり死亡した事故で、
有識者による市の検証会議は14日、
報告書を大森雅夫市長に提出した。
当該の箇所はかつて事故がなく、
保育士に危険性の認識がなかったことに加え、
他の園児への対応で一時的に見守りの人数が減って「死角」になったと分析。
再発防止策として、保育士の立ち位置の見直しなどを挙げた。
事故は昨年10月14日に発生した。
報告書によると当時、亡くなった男児を含む
2歳児クラスの17人が園庭で自由に遊んでいた。
保育士は市条例が定める配置基準を満たす3人が
見守っていたが、うち2人は0歳児クラスへの応援や園児のおむつ交換で持ち場を離れた時間帯があったという。
事故の背景について報告書は、
複合遊具の内部には別のプラスチック製遊具も置かれ、残った保育士1人からは複合遊具内の男児が確認しづらい状態にあったと指摘。
「危険意識の低さと、死角になっている状態の認識の薄さが重なり、重大事故につながった可能性がある」と分析した。
再発防止に向け、各保育施設には
死角を認識しながらの見守り、
遊具の危険箇所の再認識などを提言。
市側には施設に対する遊具点検の有無の確認、
事故に至らなくても危険だった「ヒヤリハット」
事例の収集、各施設との共有を求めた。
検証会議の中島洋子会長(医師)は
「安全であるような遊具でも子どもはいろいろな
トライをする。さまざまな危険を想定し、対策することが大切になる」と話した。
大森市長は
「対策が徹底されていなかった。
痛ましい事故が二度と起きないように対処したい」と述べた。
検証は3月に始まり、4回の会議で施設側の対応や
課題を確認し、報告書を取りまとめた。
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