- なんでも
- 芙蓉(繊細な美)
- 22/11/09 17:49:04
もしもあなたが10代の若者で、夜更かし型だというのなら気をつけた方がいい。この時期に夜型になると、脳の発達が遅れるだけでなく、問題行動につながる恐れもあるという。
成長期に夜型になると、脳の発達に悪影響があるだけでなく、心や振る舞いの問題につながる危険があることは以前から知られていた。
『Journal of Child Psychology and Psychiatry』(2022年11月3日付)に掲載された研究では、その因果関係がはっきり示されている。
それによると心や脳に問題があるから夜型になるのではなく、夜型だから心や脳に問題が出るのだという。
10代の若者(200名以上)とその親に、睡眠についてのアンケート調査を7年間にわたり複数回実施。さらに彼らの脳を検査して、睡眠習慣の変化が脳の構造に与える影響を調査した。
その結果、思春期初期(12~13歳頃)に夜型にシフトした子は、数年後に行動上の問題(攻撃的・規則違反・反社会的行動)を抱える可能性が高いことが判明した。
その一方で、不安や気分の落ち込みといった感情的な問題はそれほど起きていないことも明らかになった。
だが一番重要なのは、逆方向の影響がなかったことだ。つまり感情や行動に問題を抱えている子が、後で夜型になりやすいということはなかったのだ。
また、夜型にシフトした子は、朝型のままだった子とは脳の発達速度が異なることもわかった。
夜型の子は、朝型の子に比べて、白質があまり増えないのだ。白質の成長は、認知・感情・行動の発達にとって重要なことだ。
夜型から朝方に戻すことも可能
今お子さんが夜型だからといって、悲観しすぎてはいけない。
クーパー氏らによれば、少なくとも朝型・夜型といった睡眠パターンは固定されたものではないからだ。その気になれば、夜型から朝方に戻ることだってできるのだ。
たとえば、光の浴び方を工夫して、体内時計を調整することができる。なかなか寝付けないのなら、夜に明るい光を浴びたり、スマホの画面を眺めるのを控えよう。
また、朝に太陽の光を浴びれば、体内時計を朝型に近づけることができる。通学や通勤の前、外で朝食をとったり、庭やベランダに出てみたりするのが、クーパー氏のおすすめだそうだ。
https://karapaia.com/archives/52317540.html
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