辻元清美氏「ヘイト許さず言論で戦う」　コリア国際学園・有罪判決 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20221208/k00/00m/040/090000c


中高一貫のインターナショナルスクール「コリア国際学園中等部・高等部」（大阪府茨木市）に侵入して火を付けたとして、建造物侵入や建造物損壊などの罪に問われた元アルバイト、太刀川（たちかわ）誠被告（30）＝大阪府箕面市＝について、大阪地裁は8日、懲役3年、執行猶予5年（求刑・懲役3年）の判決を言い渡した。梶川匡志裁判官は「ゆがんだ正義感に基づく犯行で看過しがたい」と述べた。

　太刀川被告は3月に立憲民主党の辻元清美参院議員の事務所（大阪府高槻市）、5月には創価学会淀川文化会館（大阪市淀川区）にそれぞれ侵入した建造物侵入罪などにも問われており、公判では合わせて審理された。


　判決を受け、辻元氏は「ネット上の中傷がリアルな暴力を生み、言論活動や政治活動を萎縮させることは民主主義の危機だ」などと記したコメントを公表した。

　辻元氏は「判決は政治テロだと認めたと考えるが、ヘイト犯罪は許さないという司法の意思が十分に示されたとは言えない」と指摘。「今後もあらゆるヘイト犯罪を許さず、政治活動を通じて言論で戦い続ける」と訴えた。【山本康介、安元久美子】