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- ペンタス(希望の実現)
- 22/09/09 13:18:25
集団による卑劣で粗暴な行為は30分余りに及び、一人の若者の命を奪いかねなかった。広島県府中町の立体駐車場屋上から会社員男性(19)を飛び降りさせたとして、15~18歳の6人が再逮捕された事件。県警の捜査や関係者の証言から、主犯とされる足場作業員の男(18)を中心に10代の若者たちが複雑に絡み合い、重大な結果につながった状況が浮かび上がる。
6月30日午後、現場の商業施設。「あいつを呼び出せ」。足場作業員の男は高校生の男(18)=監禁容疑で家裁送致=に対し、自分の存在を伏せた上で被害者を呼び出すよう指示したという。店に居合わせた少年たちも含め10代の計9人が集まった。
午後7時35分ごろ。男性が乗ってきた乗用車が到着すると、足場作業員ら5人が次々と乗り込んだ。1階ロータリーから立体駐車場4階まで走行し、男性を監禁。足場作業員は「殴りたいやつ、おる?」と周りをあおり、数人が男性の顔などに暴行を加え、財布から現金を奪った。「欲しいやつは取れ」。そんな声が飛んだという。
悪質で危険な行為は続いた。男性のスマートフォンに消火器をたたきつけて壊し、男性を乗せた買い物カートをスロープで押して何度も転倒させた。「スパーリングだ」。代わる代わる男性を殴り、蹴った。泣きながら抵抗しなかったという男性は耐えきれず、屋上から飛び降りた。午後8時10分ごろだった。
容疑者の一部は事件当日に初めて会い、被害者と面識すらないという。捜査本部は、背後関係などの解明を進める。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60446de2a39bfa3a39101da8d83e2b6cba678285
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