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16歳虐待死、同居の40歳逮捕 保護責任者遺棄致死容疑 和歌山
2022/02/16 18:26毎日新聞
和歌山市のアパート一室から2021年6月、体にあざがある少女が搬送され、死亡した事件で、和歌山県警は16日、少女と同居していた同県有田市の派遣社員、木下匠(しょう)容疑者(40)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕した。
亡くなったのは和歌山市加納の鶴崎心桜(こころ)さん(当時16歳)。
逮捕容疑は、心桜さんの母親(同37歳)と共謀し、21年5月末ごろから心桜さんを繰り返し虐待。心桜さんが衰弱して身動きするのも不自由になったのに医師の治療などを受けさせず、6月9日に外傷性ショックで死亡させたとしている。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。
市消防局によると、母親が同日、「外出先から帰ると、娘が意識も呼吸もなく、血のようなものを吐いている」と119番。心桜さんは搬送先の病院で死亡が確認された。当時、自宅には母親と妹(同4歳)、木下容疑者がいた。
母親は通報後、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋から飛び降りたとみられ、近くの海上で妹とともに転落しているのが見つかり、いずれも死亡が確認された。
県警によると、虐待は木下容疑者が同居を始めた18年10月ごろから始まり、心桜さんを殴ったり蹴ったりした他、精神的な虐待も加えていた疑いがあるという。県警は今後、死亡した母親も書類送検する方針。【山口智】
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