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- 22/01/29 02:28:04
国立感染症研究所が発表した、沖縄県におけるオミクロン株の症例報告によると、主な症状は37.5度以上の発熱が75%、せきが60%、全身倦怠感が52%、咽頭痛が46%と続く。 これらオミクロン株の症状に対処するには、どのような市販薬を準備しておけばよいのだろう。
〈発熱・頭痛・全身倦怠感〉
「代表的な処方薬はワクチン接種後の副反応対策でも用いられる『カロナール』です。解熱剤として『ロキソニン』も一般的ですが、炎症を抑える力が強すぎて、人間が免疫を作る作用を弱めてしまいます。
ウイルス感染には、一般的に免疫の誘導を妨げない『カロナール』を使用しています。
市販薬で『カロナール』と同じアセトアミノフェンが主成分であるのは『パブロンゴールドA』『新ルル-A錠s』などです」
〈のどの痛み〉
「咽頭痛はオミクロン株に顕著な症状で、3日ほど続くケースが多いようです。処方薬では、炎症を起こす体内の酵素を抑えるトラネキサム酸が主成分の『トランサミン』が挙げられます。代用できる市販薬は『ペラックT錠』。効能は処方薬とほぼ一緒です」
〈せき〉
「クリニックでは、中枢神経に作用するデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物が成分の『メジコン』が一般的です。
当院では漢方薬の『麦門冬湯』も出します。市販のせき止め薬は、デキストロメトルファンを医療用メジコンと同量配合した『メジコンせき止め錠Pro』や『新コンタックせき止め』があります。せきがひどい場合は、麻薬性鎮咳成分であるコデインリン酸を含む『アネトンせき止め錠』や『パブロンSせき止め』がいいと思いますが、必ず用法容量を守りましょう」
〈食欲不振〉
「ウイルスに感染してかぜ症状を引き起こすと、胃酸の分泌が悪くなり、胃がムカムカして食欲不振になることも。このときは『ガスター10』を出しています」
薬局やネット通販でも入手できる漢方薬を活用することでも、オミクロン株に対応できるという。
「微熱が出た場合は、体を温め、免疫力も高めてくれる『葛根湯』を、少し症状が重くなったら『麻黄湯』で対処。さらにせきが出るなど呼吸器系に問題が生じたら肺炎予防で『十全大補湯』を組み合わせます」
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12268-1442911/
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