【速報】“無免許運転”木下富美子･元都議　初公判で起訴内容認める　無免許で選挙ポスター貼り替えも

【速報】“無免許運転”木下富美子･元都議　初公判で起訴内容認める　無免許で選挙ポスター貼り替えも｢後悔しています｣
2022年1月25日 火曜 午前10:03

東京都議選期間中などに無免許運転を繰り返し、道路交通法違反の罪に問われた元都議会議員の木下富美子被告(55)に対する初公判が、午前10時から、東京地裁で行われた。

黒いジャケットに緑のロングスカート、マスク姿で法廷に現れた木下被告は、裁判官から｢起訴内容に違っている点はありますか？｣と問われると、｢いえ、ございません｣と答え、起訴内容を認めた。

起訴状などによると、木下被告は、2021年5月29日から都議選投開票日直前の7月2日にかけて、板橋区と新宿区で、合わせて7回、無免許で車を運転したとされる。7月2日の無免許運転の際、男女2人に軽傷を負わせて、そのまま逃走したとして書類送検されたが、ひき逃げ容疑については不起訴処分となった。

法廷では木下被告が、都議選の選挙運動のため、無免許で車を運転して、ポスターを貼り替えていたことが明らかにされた。この点について、木下被告は｢手伝いをしてくれる方の中には、運転をできる人が少なく、自ら（運転を）するしかなかった。今思えば、なぜしてしまったのか、他の手段がなかったのか後悔しています｣と述べた。

木下被告をめぐっては、都議選で当選した後、無免許運転などが発覚。都議会で、2回に渡って辞職勧告が決議されたものの応じず、召喚状も3回出されたが、およそ4カ月間、公の場に姿を見せなかった。

この間、所属していた｢都民ファーストの会｣を除名処分となり、1人会派「ＳＤＧｓ東京」を立ち上げ、議員活動に意欲を見せたが、結局、11月22日、小池知事らに促される形で、議員を辞職した。

また、”雲隠れ”をして都議会を長期欠席してたにもかかわらず、議員報酬とボーナスが支給されていたことも分かり、都議会での議員報酬のあり方が見直されることになった。