ネットカフェで無銭宿泊・飲食した男　自ら警察署に折り返し電話「何か用ですか」

兵庫県警須磨署は９日、詐欺（無銭飲食）の疑いで住所不定、無職の男（３４）を逮捕した。

　逮捕容疑は７日午後１０時すぎから翌８日午前１０時２０分ごろまでの間、神戸市須磨区のネットカフェに約１２時間滞在しながら、宿泊や飲食などの代金約５千円を払わなかった疑い。逮捕時の所持金は１０数円で、同署の調べに容疑を認めているという。

　同署によると、男は「お金を下ろしてくる」と言って店を出たまま戻ってこず、店が被害届を出した。店は男の電話番号を控えており、同署は電話で何度か連絡を試みた。その時はつながらなかったが、後ほど男が同署に「何か用ですか」と電話をかけてきた。男は須磨署からの電話だと気づいており、調べに「もう逃げられないと思った」と話しているという。
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