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- 10/30(土) 20:17配信
- 21/10/31 07:55:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb6cefdc4fb28c6917a89620066e4e35fb6010f3
TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。10月27日(水)放送の「フラトピ!」は特別編。選挙では争点になりにくいものの、大事な問題の1つである「児童発達支援施設」の現状について、キャスターの堀潤が取材しました。
今回、堀が訪れたのは、神奈川県藤沢市にある「児童発達支援にじいろ」。そこはダウン症に特化した施設で、今年5月に創設。運営しているのは石井裕太さん・敬子さん夫妻です。
◆児童発達支援施設開設にそびえる大きな壁
最初の壁が「不動産」。裕太さんは「福祉というだけで申し込みを断られたり、障害児が通所する話をすると契約まで至らなかったり、福祉・障害を事業としてやることの大変さを味わった」と振り返ります。なかには「福祉」や「児童支援」というキーワードを出した途端に断られるなど、偏見や差別を疑ってしまうような不動産屋もあったそうで、物件を借りるハードルは予想以上に困難を極めたとか。
さらに、予定外だったのが避難設備の工事による出費。その他にも多くの費用が必要で、補助や公的資金などについて役所に相談するものの児童発達支援施設に関する助成金はないという回答だったそう。「幼稚園・保育園などは自治体や国からの助成があるが、児童発達支援施設は自己資金と銀行からの借り入れ」とその苦労を明かします。現在は今後の運営が立ちゆかなくなる可能性を懸念し、クラウドファンディングで資金を募っており、ギリギリの状態が続いています。
こうした状況に堀は「現政権が分配だというのであれば、納税者の1人としてはこうしたところに再分配してほしい」と望みます。そして、裕太さんも「助成をはじめ、こうした施設が作りやすい環境を整えていただきたいし、作れる人が作れる環境になってほしい」と切実な思いを吐露。
◆なぜ児童発達支援施設に助成がないのか?
裕太さんの話を聞いた堀は、すぐに政府の閣僚級の議員に連絡し、状況を伝えたそうです。するとその議員は、まさに今こども庁創設に向け議論や勉強会を重ねていると言い、今回のケースに関しては漏れている、足りていないと認識していたとか。また、自治体に問い合わせてみても、神奈川県の担当者は補助金制度について「新設や増設の場合は補助金が出る可能性はあるが、テナントに入る場合はその対象外」との回答だったそうです。
インスタメディア「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子さんは、「堀さんと同じく、こうしたことのために税金を使ってほしいとまず思った」と言い、「ただ、議会などを通せば制度はできていくと思う。政治家もこうしたことを排除したいのではなく、気づいていないだけ。これがモデルケースとなり、しっかりと広がれば」と期待を寄せます。
一方、作家で起業家の小幡和輝さんは「運営者が経済的に自立し、施設をしっかりとまわしていくことが重要」と主張。というのも、経営が圧迫されれば使用する側に跳ね返り、費用負担も増してしまうから。「行政が補助し、事業的にも成立させることで結果的にユーザーにも恩恵がある。その循環が生まれれば」とまずは経営的安定の重要性を唱えます。
そして、キャスターの田中陽南は「療育施設は親の気持ちも救う、本当に必要な施設だと思った」と感想を述べ、選挙期間中で候補者が街頭を回る今こそ、こうしたさまざまな問題をぶつける絶好の機会ではないかと話していました。
その他連絡先____________
●消防救急(119)(#7119)(#8000)
●事件事故(110)(#9110)
●児童相談(189)
●災害伝言(117)
●消費生活センター消費者ホットライン(188)
●いじめ調査→T.I.U.総合探偵社代表阿部泰尚
https://go-tiu.com/
法務省 いじめ 子どもの人権110番
0120-007-110
●全国「にんしんSOS相談窓口」一覧
https://zenninnet-sos.org/contact-list
●動物虐待(未成年)→法務少年支援センター(少年鑑別所)
0570-085-085
●性犯罪者又は性犯罪者になりそうな人→榎本クリニック(東京・豊島区)
https://www.enomoto-clinic.jp/
●DV・モラハラ加害者
GADHA※えいなか主宰
https://www.gadha.jp/
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