｢都民ファーストの会｣が国政新党を設立 衆院選に候補者擁立へ

小池百合子都知事は衆院選出馬否定「都民ファーストの会」国政新党設立へ

[2021年10月01日20時25分]

東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が、国政新党の設立に向けて3日に都内で記者会見を開くことが1日、関係者への取材で分かった。11月に予定される次期衆院選に向けた動きと受け止められている。

都民ファは同日、記者会見の日程を発表。会見には、小池氏側近の都議で都民ファ代表、荒木千陽氏らが出席する。候補者や擁立する選挙区などについて、何らかの言及がなされる予定。

かねて国政復帰論がくすぶり続けてきた小池氏の動向が焦点だが、小池氏はこの日、次期衆院選への自身の出馬を否定した。

現在は都知事として新型コロナウイルス対応の最前線に立っており、この日の定例会見で、次期衆院選に関して「国政には関知していない」と強調。退庁時の取材には、コロナ対応に当たっていることを踏まえ「私自身、次の衆院選に出馬する意思も意図もない」と述べ、出馬を否定。都民ファの動きについて、自身は関知していないとした。

小池氏は知事1期目の17年、都民ファを母体とする新党「希望の党」を率いて、衆院選に参戦。一時、大きな注目を集めたが、野党の参加をめぐる自身の「排除」発言などが響いて、失速。衆院選後に代表を辞任し、都政に専念している。

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