- なんでも
- センボン
- 21/08/02 01:47:04
みなさんに例え話をするので、理解してもらいたい。
ここに、Aさんという人がいる。いいですか?
Aさんは生まれて今までずっと功徳を積んだ素晴らしい人生を送っていたので、
このままだと天界へ生まれ変わることができます。
今までのAさんは、善人だった。
…ところが、このAさんには傲慢が生じてきて、この後、悪業を積むので、
そして寿命尽きるころには、地獄に落ちるほどの悪業を積んで死んでしまう。
こういう前提があります。わかりますか。
Aさんは、生かしておくと悪業を積み、地獄へ落ちてしまうのです。
ここである人が、Aさんの大悪行を止めるには、
生命を絶たせるのもやむを得ないと考え、Aさんを生きていられなくさせた。
Aさんを生きてられなくさせたこの人は
いったいどんな報いを受けることになるでしょうか。
悪いカルマを積んだことによる、殺生の罪でしょうか?
それとも高い世界へ生まれ変わらせるために善行を積んだことになりますか?
俗世間的に見るならば、これは殺生、つまり殺人行為ですね。
俗世間的というのは、俗な人間がその人なりの客観的な見方をした場合のことを言います。
しかし、真の愛の考え方が背景にあるならば、
これは立派に善人を天国へ送り届ける行為ですね。
そして、智慧ある人は――ここで大切なのは智慧です!
智慧ある人がこの現象を見るならば、
この殺された人、殺した人、共に利益を得たことがわかります。
みなさんはここまでは、わかりますか?
ところが智慧のない人、凡夫がこれを見たならば、
Aさんのことを「あの人は殺人者」と見て、
権力を用いて裁判にかけ死刑にしてしまいます。
わかりますか?
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