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- 21/06/22 06:39:37
人工呼吸器の生徒が校内で呼吸停止、重体に 介助中に急変 三木の市立学校
6/22(火) 6:00
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神戸新聞NEXT
三木市内の市立学校で昨年12月、人工呼吸器を装着した女子生徒(15)が校内で呼吸停止に陥り、意識不明の重体となったことが分かった。当時中学3年生の生徒は、学校看護員が肺や気管の痰(たん)を出す措置を施した際に心肺停止を起こした。現在も意識が戻っておらず、三木市教育委員会は近く第三者委員会を立ち上げて原因を究明する。
学校側の説明文書などによると、昨年12月11日、学校看護員が肺や気管の痰排出を補助する「カフアシスト」を施すため、体を持ち上げた後、女子生徒の顔が紫色に変色し、意識を失ったという。
女子生徒は病気の影響で2018年夏に人工呼吸器を装着した。当時は自発呼吸も可能で、保護者によると「周囲の状況を理解でき、表情も豊かだった」という。事故後、人工呼吸器が常時必要な状態になり、女子生徒側の代理人弁護士によると「脳死に近い状態」という。
女子生徒の母親は神戸新聞社の取材に対し「なぜ、このようなことになったのかを知りたい」と話している。三木市教委は「学校内で生じた事案で重く受け止めている。原因を究明して再発防止に取り組みたい」としている。
(篠原拓真)
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