- ニュース全般
- 浅井長政
- 21/05/08 18:06:03
大津市で保育園児ら16人が右折車と直進車の衝突に巻き込まれて死傷した事故で、園児の遺族ら11人が7日、直進車の運転手の不起訴を不服として、大津検察審査会に審査を申し立てた。事故は8日で発生から2年となる。
2019年5月8日、同市の交差点を右折した乗用車が、対向車線を直進してきた軽乗用車と衝突。軽乗用車が弾みで園児らの列に突っ込み、当時2歳の園児2人が死亡するなどした。
滋賀県警は安全確認を怠った乗用車の女(54)(実刑確定)とともに、軽乗用車の女性(64)も逮捕。女性は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で書類送検されたが、大津地検は19年6月、法定速度以下で走行し、前方不注意もなかったなどとして不起訴(嫌疑不十分)とした。
審査申立書では、軽乗用車は交差点進入時、右折する乗用車を注視して減速するなどの注意義務を怠り、漫然と通過しようとした過失がある、などとしている。
遺族らを支援する弁護団の石川賢治弁護士は記者会見で遺族ら3家族のコメントを公表。男児を亡くした親は「息子たちに痛い思いをさせた以上、罪がない人にはできない。しっかりと判断してほしい」と訴えた。
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