日ハム、クラスター認定されても試合開催 道産子も拒否反応

  • なんでも
  • 毛利勝永
  • 21/05/07 18:58:59

日の札幌市発表によれば、市内のプロスポーツチームで新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。濃厚接触の可能性は64人(選手26人、スタッフ38人)に及ぶとされた。13人のコロナ陽性を発表した日本ハムを指すことは明白だが、休止していた活動を6日に再開。7日の楽天戦(札幌ドーム)の開催も決まった。

 日本野球機構(NPB)と12球団は6日、臨時実行委員会を開催。日本ハムからこの日のPCR検査で全員の陰性が確認され、保健所からも活動再開が認められたとの報告を受けて、7日以降は日程通りに試合を開催することを決定した。

 札幌市からクラスター認定を受けたチーム内の集団感染は、西川遥輝外野手(29)ら3選手が陽性判定を受けた4月30日から始まった。今月4日までに選手7人、荒木大輔投手コーチ(57)らコーチ3人、スタッフ3人の計13人の陽性が確認され、さらに3選手とスタッフ3人が濃厚接触者として離脱した。

 市が「濃厚接触の可能性がある」と発表した64人は、すなわち1軍全体を意味する。衝撃的な数字は試合の強行など到底不可能という印象を与えるが、「濃厚接触の可能性がある」と「濃厚接触者」は全く別物。「-可能性がある」はあくまで疫学調査の対象だ。その中から陽性判定者と1メートル以内で15分以上過ごすなど濃厚接触した者を抽出したうえ、一斉検査で新たに陽性者が出なかったことから、活動再開が認められるに至った。

 10人もの選手がコロナ離脱となり大幅な戦力ダウンは避けられないが、中止が4試合で済んだのはパ・リーグ全体の日程消化にとっても朗報。とはいえ、市の許可と市民感情はまた別物だ。

 札幌市内では5日、東京五輪のマラソンコースのテスト大会「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」が市内外の反対にもかかわらず強行された。大会が終了するや同午後、北海道は札幌市を対象とする「まん延防止重点措置」の適用を政府に要請することを決定。市内に本拠地を置く日本ハムがこうした情勢の中、クラスター認定を受けながら日を置かず活動を再開し、有観客で試合を行うことには拒否反応も出ている。地域密着で道産子に愛されてきた球団に、今までにないほど厳しい視線が注がれることは避けられそうもない。 (片岡将

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