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- 織田信長
- 21/04/19 12:01:09
2021年4月19日 11:44朝日新聞デジタル
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大阪府の吉村洋文知事は19日午前、緊急事態宣言を出すよう政府に要請すると表明した。まん延防止等重点措置の適用から同日で2週間経つが、感染拡大に歯止めがかからないため、宣言に基づく休業要請などのより強い対策を講じる必要があると判断した。
府内には5日から重点措置が適用され、府は飲食店などでの午後8~9時の営業時間短縮や、不要不急の外出自粛の徹底を呼びかけた。だが、府内の1日あたりの新規感染者数は13~18日、6日連続で1千人を超えた。18日は、感染者数が減る傾向にある日曜日にもかかわらず、過去最多の1220人となった。
吉村知事は「重点措置の効果が不十分であれば、ただちに政府に緊急事態宣言を要請したい」と強調。宣言下での対応については、「百貨店やテーマパーク、ショッピングモールなど広範囲の休業要請が必要」との考えを示していた。
18日時点で、府が確保する重症病床(248床)に入院中の患者は244人で、軽症・中等症病床で治療を続ける重症患者42人を合わせると、重症病床の使用率は実質100%を超える。軽症・中等症病床(1781床)の使用率も77・9%に達する。
府は重症病床を300床まで増やそうと、府内の医療機関への要請を強める。また、国や滋賀県に看護師の派遣を要請し、滋賀県とは患者の受け入れについても協議を進めている。
府内の感染拡大と医療逼迫(ひっぱく)の状況は、政府の専門家分科会が示す5指標に照らすと、4指標が「ステージ4(感染爆発)」に達し、緊急事態宣言を出す目安を超えている。
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