- ニュース全般
- 足軽(長柄)
- 21/04/04 21:40:05
池江選手は2019年2月に急性リンパ性白血病と診断され、抗がん剤投与などを続ける化学療法を始めた。
合併症による体調悪化で断念したが、19年夏、「造血幹細胞移植」を行ったところ、翌年3月にプールに入れるまでになった。
造血幹細胞移植は、血液細胞のもととなる造血幹細胞を健康なドナー(提供者)などから採取し、点滴で投与する治療法。合併症が起きる恐れもあり、一般的に移植後も検査や治療を長期間続ける必要がある。
国立がん研究センター中央病院(東京)の福田隆浩・造血幹細胞移植科長(56)は「退院後、1年余でトップアスリートの域まで回復するのは極めて異例だ」と驚く。
高い身体能力と、白血病の症状が出なくなる「寛解」状態に至る早さは関係がないといい、「競技レベルをここまで戻したのは、本人の努力とチームの支援があってこそだろう。白血病患者を含む多くの人に勇気をくれた池江選手を心から応援したい」と話した。
- 1 いいね