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- 古田織部
- 21/03/31 14:07:11
「マスク拒否で雇い止めは違法」 元社員がKDDI子会社を提訴
3/31(水) 10:31配信
毎日新聞
職場でマスク着用を拒んだのを理由に雇用を打ち切られたのは違法だとして、近畿地方の40代男性が31日、KDDIの子会社「KDDIエボルバ」(東京都)に雇用継続と未払い賃金の支払いなどを求める訴訟を大阪地裁に起こした。男性はアトピー性皮膚炎で、マスクを着けると症状が悪化する恐れがあったと主張している。
男性の代理人弁護士によると、マスク着用を巡る雇用トラブルが訴訟に発展するのは異例だ。
訴状によると、男性は2015年10月に契約社員として採用された。大阪市内のコールセンターで勤務し、3~6カ月ごとに雇用契約を更新していた。
過去にマスクの影響でアトピーがひどくなった経験があり、新型コロナウイルス感染拡大後もマスクを着用せず、会社から支給されたマウスシールドを着けて仕事をしていた。
20年10月ごろ、上司にマスク着用を求められたため、「マスクを着けた方が(アトピーの)症状が出やすい傾向がある」という医師の診断書を提出し、別室での業務などの代替案も出した。しかし、会社側は「職場の安全管理や秩序維持の観点から就業規則に違反する」と通告。契約期限の21年2月末で雇用を打ち切った。
男性は「マスクを要求する社会変化を利用した極めて悪質な解雇で、客観的合理的理由を欠く」と主張。同社は取材に「訴状が届いていないため回答は控える」としている。
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