- ニュース全般
- 島津義久
- 21/03/15 10:07:54
ミシシッピ州、トランスジェンダーの女子競技参加を禁止
2021年3月12日 12:58
【3月12日 AFP】米ミシシッピ州は11日、トランスジェンダーの選手が女子のスポーツ競技に参加することを禁止した。性的少数者(LGBTQ)の人権を守る団体はこの決定を差別的だと非難しており、法廷闘争に発展する可能性も出てきている。
テート・リーブス(Tate Reeves)同州知事は、法案「ミシシッピ・フェアネス・アクト(Mississippi Fairness Act)」により、「若い女性が生物学的性別上の男性と競うことを強いられないことが確約される」とした。
この法案が成立したことにより、保守的なミシシッピ州の公立学校のスポーツチームは、生物学的性別に基づいた「男性」、「女性」、そして「男女混合」に指定されることになる。法案は「『女』、『女性』、『女子』と指定される競技チームやスポーツの門戸は、性別が男性の学生に開かれてはならない」と記している。
これに対し性的少数者の人権を守る「ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)」は「差別的な反トランスジェンダー法案」だとして、法廷で争う姿勢を示した。同様の法案は米国の約20州で審議中となっている。(以下略)
https://www.afpbb.com/articles/-/3336305
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米、トランスジェンダー参加禁止へ法律 女性スポーツめぐり論争
2021年03月12日20時36分
【ワシントン時事】男性の体と女性の心を持つトランスジェンダー選手の女性スポーツ競技参加をめぐり、禁止を目指す動きが米各地の保守州で広がっている。南部ミシシッピ州では11日、禁止法が成立。米メディアによると、同様の法案は今年に入り20州以上で提出され、保守派とリベラル派が激しく対立している。
ミシシッピ州法は公立の小・中・高校の女性競技大会などでトランスジェンダー選手の参加を禁じる内容。リーブズ知事(共和党)は「少女たちが『生物学的男性』と競うことを強いられないよう、誇りを持って法律に署名した」と表明した。
論争が激化した発端は、東部コネティカット州で女子学生3人が昨年2月に起こした裁判。トランスジェンダー選手の競技参加によって「上位入賞や奨学金獲得の機会を奪われた」として競技主催者を提訴した。
訴訟は保守派団体が後ろ盾となり、トランプ前大統領も「女性スポーツを破壊する動き」と原告を支援してきた。一方、バイデン大統領は就任早々、トランスジェンダーの権利を擁護する大統領令に署名し、訴訟への支援撤回を表明している。
米紙ポリティコの世論調査では、禁止に賛成が53%と多数派だが、世論は二分。性的少数者の擁護団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」は「トランスジェンダーの女の子が思春期を乗り越えようとする中、彼女たちの生活をより難しくする」と立法の動きを非難している。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031200798&g=int
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