- なんでも
- 帰ってきたマロンちゃん
- 21/03/09 22:39:44
ガキの頃、壮絶なイジメを受け、学校に居場所が無くなり、自宅に引きこもるようになりました。
家でも父と母の仲が良くなく、私はお互いからストレスの捌け口にされて、虐げられてきた。
学校だけじゃなく、家でも居場所が無かった私は、次第に家にも帰らなくなり、街で知り合った悪い仲間とつるむようになりました。
そこはみんな私と同じような境遇の人ばかりで、凄く居心地が良かった。
毎日のように盗んだバイクを乗り回し、ガンジャを決めて敵対しているグループとの抗争を繰り広げた。
私が二十歳の頃に、初代のリーダーが引退をして、私が二代目を引き継いだ。
そこからはチームをもっと大きくしようと、隣街まで足を運び、そこのグループに奇襲をかけ、半殺しにして、恐怖で支配して行ったの。
そんなめちゃくちゃしている私たちを良く思ってない連中も勿論居て、現役の本職を使って、私たちを脅してきたりもした。
それでも私は一切引かず、居場所を守る為に奮闘した。
そんな時に、ファミリーが相手のケツ持ちをしている組に拉致られ、私一人で来いと呼び出された。
仲間が私を止める中、私はサラシを巻き、木刀一本を持ってその組に乗り込んだ。
勿論話し合いなんかでは解決せず、チャカやポン刀を持ったヤクザと玉の取り合いになった訳。
状況的にかなり不利。
もう駄目だと思った時、いつも私と殺し合いをしていた隣街の朱美が助太刀に来た。
息を吹き替えした私は、ヤクザ相手に木刀で頭をカチ割ったりして、ついには組長を引きずり出し、ヤキを入れる事に成功。
そして、ファミリー奪還をして、ボロボロの3人で肩を組ながらそこを後にした。
これは未だに地元で語り継がれている伝説です。
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