- なんでも
- 山本勘助
- 21/02/21 11:13:32
地震が発生した時に外に出る行為については賛否両論があるようです。
倒壊による被害を防ぐという点では意味があるのかもしれませんが、基本的にやめた方がよいと思っています。
宮城県沖地震ではブロック塀が倒れて下敷きになる事例が多く見られましたから、外は危険がいっぱいです。電線が切れて落ちてくる可能性もありますし、最悪の場合には陥没などのリスクもあると考えた方がよいでしょう。
当たり前のことですが、地震の被害を最小限にするためには、部屋の中で何もないスペースを確保することが重要です。家のスペースには限度がありますから、現実にはなかなか難しいと思いますが、一部分だけでも倒れてくるものが何もない場所を作っておき、地震の時にはそこに移動するクセを付けておくとよいかもしれません。住んでいる家にも、ごくわずかですが何もない場所が確保してあります
これは防災情報などでもよく言われることですが、地震後に家が歪んでドアや窓が開かなくなることがありますから、大きめの工具を用意しておいた方がよいでしょう。繰り返しになりますが、被災時にケガは大敵ですから、ガラスの破片などで足を傷付けないよう、揺れが収まったらまず最初にスリッパなど履物を探すようにしてください。
もし自分が住む家の耐震性能が低い場合には、できるだけ早く耐震補強をするか、賃貸の場合には耐震能力のある物件に転居するしか根本的に倒壊を防ぐ方法はありません。倒壊を回避した上で、家の中で安全を確保するというのがベストです。
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