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- 21/01/09 10:53:13
東電、企業の自家発電から電力調達へ LNG在庫不足で
2021/1/6 18:00
日本経済新聞 電子版
【写真]全国的にLNGが不足傾向にある(千葉県富津市にあるガス火力発電所)
東京電力ホールディングスの送配電子会社、東京電力パワーグリッド(PG)が自家発電設備を持つ企業に電力の融通を要請していることが分かった。相次ぐ寒波で暖房用電力の需要が急増するなか、発電燃料の液化天然ガス(LNG)が不足して発電量が不足する恐れがあるためだ。他業界の協力も得て安定供給を目指す。
石油や鉄鋼、化学大手などは一部の製造拠点で発電設備を備え、発電した電力を生産活動に使っている。東電PGは発電設備を持つJFEスチールや住友化学、ENEOSホールディングスなど複数の企業に、余った電力を供給してもらうように打診している。余剰電力を生み出すために発電設備の稼働率を上げてもらうことも要請している。JFEは川崎市と千葉市に発電設備を持ち「可能な限り対応したい」としている。
関西電力と同社の送配電子会社である関西電力送配電も6日、東電PGと同様の要請を始めた。
電力は発電量と消費量が一致しないと大規模停電につながるリスクがあり、通常は自社の火力発電所の出力を調整する。2011年の東日本大震災の直後にも企業から調達したことはあるが、企業の自家発電設備から融通してもらうのは異例だ。
>>1に続く
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