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　（退職時点の基本給　＋　役付手当）　　×　　　勤続年数に応じた支給率

退職金の限度額は、２５年以上の勤続年数で、５０カ月分です。勤続年数に応じた支給率が５０割ということで、基本給に５０か月分を掛けたものが、退職金の 限度額になります。


在職年数が１０年を超えると、支給率の伸びがすごいです。

赤十字病院の看護師の退職金の目安
在職年数 在職年数に応じた支給 率 本俸と役付手当の何ヶ 月分
1年 1割 1ヶ月分
5年 5割 5ヶ月分
10年 11割 11ヶ月分
15年 21割 21ヶ月分
20年 34割 34ヶ月分
25年以上 50割 50ヶ月分

ここにモデル退職金があります。６２ 才、看護師長の場合、基本給と役付手当の合計が470,000円（４７万円）となり、５０割を乗じて 23,500,000円（２３５万円）になります。

これらの退職金は、フルタイム勤務の場合です。もし在職中に、育児などで日勤限定の業務期間があった場合には、その期間に関して、３０パーセントの減額に なります。


赤十字病院のパート看護師にも退職金がある場合もあつことを前に書きました。例となるのが、松山赤十字病院です。その退職金は、１３年以上在職しても、基 本給の３カ月分にしかなりません。正規看護師なら、１３年在職していたら、１３カ月以上の退職金になっていたはずです。

松山赤十字病院のパート看護師の退職金
在職年数 本俸の何ヶ月分
3年 1ヶ月分
8年 2ヶ月分
13年以上 3ヶ月分

赤十字病院の定年退職の年齢は６２歳です。しかし、退職勧奨制度、いわゆる「肩たたき」もあり、自分の意志にかかわらず、定年退職を迫られる場合もありま す。

一方で、６５才まで定年退職を引き延ばせる再雇用制度もあります。