片倉小十郎井伊直政
2020年9月11日 12時2分
毎日新聞
[画像] 「ママを返して」 被告に無期懲役を求刑 福岡の女性会社員殺害で検察側
福岡県粕屋町で2019年7月、女性会社員(当時38歳)を殺害したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた住所不定の無職、古賀哲也被告(36)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が11日、福岡地裁(岡崎忠之裁判長)であった。検察側は「犯行態様は執拗(しつよう)で危険、残忍」として無期懲役を求刑した。判決公判は9月17日に開かれる。
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検察側は論告で、自転車で走行する面識のない女性を引きずり下ろし、逃げようとする女性の背後から首を絞めており「執拗に襲われた恐怖などは計り知れない」と指摘。事件発覚を免れようと遺体を川に投げ入れており「自身の保身のため、被害者を物のように扱った」と厳しく批判した。
公判の冒頭、女性の息子の手紙が代理人弁護士によって読み上げられ「ママが亡くなったことが今でも認められない自分がいます。なぜママを殺したのか。ママを返してほしい。(被告は)一生刑務所から出てきてほしくない」と訴えた。
弁護側は、首を絞めたのは女性を気絶させることが目的で「強固な殺意はなかった」と主張。古賀被告の母親は、償いとして被害者遺族に賠償金を支払う意向を示している。
起訴状などによると、古賀被告は19年7月6日夜、通行中の女性の首を絞めて窒息死させ、近くの須恵川に投げ入れるなどして死体を遺棄。女性の財布などを持ち去ったとされる。古賀被告は起訴内容をおおむね認めており、量刑が争点となっている。【宗岡敬介】
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