〈メキシコ〉 「どうしても子供が欲しい」恋人の為、女が妊婦の腹を切り裂き胎児を取り出した

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  • 20/08/28 11:43:19

メキシコのヌエボ・レオン州エスコベド(Escobedo)に住むモニカ・セグラ・テミカさんが行方不明になったのは、6月1日のことだった。モニカさんは妊婦に赤ちゃんの衣服やおむつなどを提供したり、金銭的な援助をするFacebookのグループに参加しており、この日はグループの一員だったユリ・サラス(Yuli Salas、33)と会う約束をしていた。

『eju.tv』によると、ユリはアナ・パオラ・コバルビアス(Ana Paola Covarrubias)という偽名を使ってモニカさんに近づき、「赤ちゃんを最近亡くしたの。買っておいた衣類があるからお譲りするわ」と誘い出し、自宅敷地内にある動物病院に連れ込んだ。
そして同病院で働いていたユリの恋人で獣医のマルコ・N(Marco N、38)が帝王切開で赤ちゃんを取り出し、モニカさんの遺体を農場の廃屋に遺棄した。モニカさんが突然姿を消したことを心配した両親は娘の捜索願を出し、行方不明者を探す団体や地元警察が調査を開始した。
こうして捜査線上に浮かび上がったのは、モニカさんの近所に住み、ここ最近になって生後1か月ほどの赤ちゃんを連れて歩くようになったユリで、警察は6月20日に家宅捜査を実施し、その5日後にユリをモニカさん誘拐容疑で逮捕した。

ユリは警察に容疑を否認したが、その後の調べで赤ちゃんのDNAがモニカさんのパートナーのものと一致することが判明した。また動物病院からは拳銃2丁やマリファナ、合成ドラッグ、赤ちゃんの保育器、またモニカさんのものと思われる血痕が見つかった。

モニカさんの遺体はユリの逮捕から2日後に近くの農場の廃屋で発見されており、死因は腹部を切り裂かれたことによる失血死であることが明らかにされた。地元メディアは当時、この事件を「どうしても子供が欲しかった女のあまりにも残忍な殺人」として大きく取り上げたが、今回の獣医の逮捕によって事件は再び脚光を浴びる形となった。


ただ唯一の救いは、もうすぐ生後3か月を迎える女児が健康に育っていることで、一緒に暮らす祖父母は「奇跡の子」として面倒を見ているそうだ。



ちなみに2018年10月にブラジルで起きた事件も、23歳の妊婦を殺害して胎児を取り出したとして、40歳の女と夫が殺人罪で逮捕されている。また昨年10月には同じくブラジルで、妊娠中の姉を13歳の妹が殺害し、胎児を取り出して知人の女に渡し逮捕されていた。

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