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- 北条綱成
- 20/08/01 11:05:32
小学校の『割合』がわからないやつがマスコミや専門家を名乗るな!!
2020年7月28日
(略)
5月以前は検査対象が「37.5度以上の熱が4日以上続いてCTで異常が確認された人」だった。
見つかる陽性は発症した患者である確率100%
いまはめったやたらに検査をするので、発症していない人や、以前ならはじかれた人が大多数
見つかる陽性は発症しておらず5月以前なら検査から除外された軽症が大半
…ということになります。これを同列に扱って「第2波」とか「感染が拡大している」と専門家まで騒いでいるのが今なのです。母数の属性を揃えないで論じるのは愚の骨頂ですが、これを説明しても絶対に理解できない人がかなりいるのに驚きます。簡単にたとえると
以前は犯罪を犯した人だけを逮捕していた
↓
いまは怪しそうなヤツを見かけだけですべて逮捕
↓
最近は治安が悪くなった!! 犯罪率が上がった!!と騒ぐ
…が、いまの状況だと言うことです。ここまでいえば8割は理解できるかも。
いまは若者ばかりが陽性で高齢者が少ないというのも、実は5月以前も若者の陽性が大勢いたが、無症状や軽症が多くて検査してないだけという可能性も十分あります。
上のエントリー( https://www.landerblue.co.jp/51432/ )では、無症状、軽症の比率から、いまの陽性者数が4月、5月だったらどれくらいになるかを仮に5%と10%で計算したのですが、本当はどれくらいなのかを実際に調べる手立てがありました。陽性の判明した人の体温を発表している都道府県があったのです。
ただし、4日続けてかどうかまではわからないので、37.5度以上の陽性の人の数だけピックアップします。つまり5月以前ならこの比率よりずっと小さくなるということです。
◆与論島の場合
(略)5月以前の数字に直すと、10%以下の4人
◆福岡県の場合
(略)14人/56人 陽性者のうち、25%が5月以前なら出た数です。
◆埼玉県の場合
(略)5月以前に陽性とされたであろう数/現在の数は
28/124 ですので、22.5%となりました。実際には埼玉と福岡はかなり甘めに算入しましたので確実にこれよりは低くなります。
この指標ですと7/26の全国の新規感染者数は830人ですから、これの22.5%の186人が5月以前の陽性者と同等です。これはいつ頃かというと
[図表]
5/4あたりです。6月下旬も同様の数字ですがこのときはホストの一斉検査が始まっているのでもっと少ないわけですから参考になりません。上記のようにかなり甘めの基準ですので実際にはもう少し少ないわけで、わたしは非常事態宣言が終わるあたりの数と同じ程度ではないかと考えます。
【わたしの予想】非常事態宣言が終わっていったんはそこからは落ち込んで(2週間遅れるので)そこから非常事態宣言が終わったあたりまでじわじわと戻したという感じでしょうか。だとするといまだ重症者が増えるペースが遅く、死者もパラパラとしか出ない理由の説明がつきます。
[図表][図表][図表]
東京に当てはめると、東京の今日の陽性者は266人なので、5月以前の基準に補正すると59人です。同様に5/5くらいの人数になります。
実際に数えてみたら、5月以前の陽性者に変換するといまの陽性は微増程度で、「感染が非常に拡大してます!!」ということは100%ない。嘘だと思う人は自分で鹿児島や埼玉や福岡の感染者一覧を見たら良い。医者でもないやつがいうなとはコロナ脳がよくいうセリフだが、こちとら伊達にマーケティングでご飯食べてません。こんなクソ集計で「いま需要が拡大してます」とか言ってたら信用無くす。マーケッターなめんな。我々の仕事で言うならば
最初は年収800万以上の人だけに「今後新車を買う予定がありますか」と聞き
↓
次に子供から90歳の老人まで同じ質問をした
↓
そしたら買う予定が大幅に下がった
↓
タイヘンダー!! 新車が売れなくなるぞー。不景気だ
と騒ぐようなもの。リサーチやマーケやってる人なら絶対にやってはいけないことをマスコミやテレビに出てくる専門家は平気でやってるのです。(以下略)
https://www.landerblue.co.jp/51506/
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